タオの薬箱

​気功と瞑想のハートフルネス

スピリチュアリティは、社会の中に根付いて

いかなければなりません。

タオイストジャパンの理念である

「日常の中に聖なる空間を見つけること」

を願って、企業さまとの取り組みを進めています。

Tao Medicine

 

とある森の中で、あなたは木こりと出会います。脇目もふらずに木を切りつづける木こり。 

「疲れているみたいですが、いつからやっているんです?」と声をかけると、

「もう5時間だ。くたくただよ。大変な仕事だ」と目も合わせずに答えました。 

 

「それなら、少し休んで、ノコギリの刃をといだらどうです?そうすれば、もっとはかどりますよ」 と言うと、木こりは顔をあげてこう言いました。 「切るのに忙しくて、刃をとぐ時間なんかあるもんか!」 (スティーブン・R・コヴィー著「7つの習慣」より) 

 

私たちの多くが、この木こりのような状況で仕事をしていまませんか? 

最初のうちはよく切れたはずの包丁やのこぎりも、手入れをせずに使い続ければ、切れ味も、

生産性も落ちてきます。そのことに目を向ける、または心を向けることで立ち止まると、 せっかく今まで作り上げてきたリズム、日々のルーティンが崩壊してしまうのではないかと恐れを抱きます。 

 

多忙であればあるほど、毎日を一生懸命生きている人ほど、一呼吸おいて刃を研いだ方が成果は上がります。 子供達のことで頭がいっぱいのお母さんも、会社の仕事に没頭するお父さんたちも、 社会人として志を持って仕事に就いたばかりの若い人たちにも、 静かに老いを迎えている方々にも、心と体のメンテナンスをする時間、静かに自分自身と対話する時間が必要です。 

 

企業や学校で導入される瞑想

 

欧米では、疲労やストレスでボロボロになった社員のメンテナンスのために、「瞑想」を導入する企業が増えています。インテル、フェイスブック、アドビ、ツイッター、ナイキ、マッキンゼー・アンド・カンパニー、フォード・モーター、リンクトイン、などの有名企業において瞑想への取り組みは、チームワークの改善、集中力アップや生産性を高める、そしてなにより個人的な多幸感を高めるなどの、結果をもたらしています。

アップルのスティーブ・ジョブスがインドで何年も瞑想したことは有名ですが、もっとも先進的に取り組むグーグルでは、世界中の社員5万人のうち、10%の5千人が自社の瞑想プログラムを自発的に受けているそうです。 フェイスブックのエンジニアリングディレクター、アルトゥーロ・ベジャーは、社内で行われているこのような実験について、初めはとらえどころがなく奇異に感じたが、結局は意義深かったと話しました。シリコンヴァレーの他社が宗教色を排したタイプの瞑想を勧めているのに対して、フェイスブックでは仏教から得た「共感」というコンセプトを事業の核に取り入れたのです。

瞑想といえば、日本では仏教の修行で「坐禅」というイメージが強く、私たち 一般人が取り組む機会はよほど積極的に求めていかない限り、身近なものではありません。 

 

 

教育現場でも

 

アメリカでは、ハーバード・ビジネススクールを始め、幼稚園や小学校でも 瞑想や呼吸法を取り入れ始めています。いくつかの小学校では、罰則を与えるのではなく瞑想の時間を提供し始めました。参加する生徒からも、テスト前に呼吸をすることで自分を落ち着かせることを学んだり、悪いことをすると自分に返ってくることに気づいた、という感想が寄せられているそうです。

瞑想や呼吸法、身体的なエクササイズは、リラクゼーションやストレス緩和だけでなく、平和的な解決の仕方の習得、集中力の向上や自己制御、自分の感情や思考に耳を傾けるような習慣を促し、停学処分になる生徒は一人もいなくなったといいます。

怒りや感情の制御ができなかったり、じっとすることがつらく苦しんでいる子どもをひたすら罰するのではなく、彼ら自身にその悩みと向き合う機会を与え、社会的な成長を支えるという取り組みなのです。

 

瞑想の効果

 

近年、瞑想状態の脳の研究は、大阪大学や京都大学など、日本の大学でもやっと始まったようですが、欧米ではすでにさかんに 行われています。たとえば、脳と瞑想の研究者であるサラ・レイザー博士は、MRI(磁気共鳴画像装置)で瞑想した人の脳をモニタリングして、学習や記憶、感情コントロールに関する領域「海馬」と、思いやりや慈悲など、優しい気持ちに関する領域「側頭頭頂接合部」が大きくなることを明らかにしました。 

 

また、カリフォルニア大学デーヴィス校の研究では、ひんぱんに瞑想する人はコルチゾール(ストレスに反応するホルモン)の分泌量が少ないことも分かっています。こうした研究が進むことで、合理的な現代企業においても瞑想への信頼が増し、心身の健康に役立つエクササイズとして認知されつつあります。では、瞑想から得られる実際の効果とは、どんなものでしょうか?

 

 

 瞑想の効果

  • 穏やかな感情

  • 同僚や顧客など、自分と関わりのある人

  • ひいては自分自身への共感力を高める

  • 集中力を高めること

  • より明確に認識すること

  • 創造性を引き出すこと

  • つながりを感じること

 

 

 

 

瞑想は、本来仏教の修行として、日本や東洋の国では馴染み深いものでしたが、 それはお寺に所属しており、一般庶民にまでは広がらなかったのです。 私たちが生きる現在の社会は、物質的な豊かさばかりを追求して 、精神の豊かさを置き去りにしてしまった結果、学校でも、地域でも、職場でも、 メンタルヘルスは大きな課題となって重くのしかかってきています。

日本では、欧米の取り組みにはほど遠く、遅れをとっているのが現状ですが、世界ではインターネットの普及と時を同じくして、国境や文化、宗教などのあるゆる壁を 超えて「良いものは、良い」と認められ、広がっており、 東洋の伝統的スタイルである瞑想をはじめ、ヨガやタオの気功エクササイズなどが 「再発見」されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

様々な方法論を学んだり、試してみても、人の心の微細な動きと方法論は、時に相容れない場合もありますが、瞑想はその2つの架け橋となります。会社全体のパフォーマンスを上げるためには、ほんの少しの間立ち止まって、個人の内面のメンテナンスをすることが、パフォーマンスも、幸せ度も上げることになるのだと、賢明な人たちは気付き始めています。

 

このコースでは、脳の機能だけでなく、心身の健康と機能をも同時に上げていくことを目的としています。 静かに座るだけの瞑想のみならず、タオイズムがいにしえの昔から伝えてきた五行の知識(木・火・土・金・水)で、身体の中の大自然とつながり、気功のゆったりとした 瞑想的な動きと、近年インドで始まったアクティブ瞑想を取り入れていきます。静と動を効果的に配することで、瞑想に馴染みやすくなるように、日常に笑いと幸せの感覚がもたらされるようにデザインされたプログラムです。 新しい動きや考え方に、あなたのマインドは少しとまどうかもしれません。 その時こそ、人生の頑固なシステムから、新しいシステムへと進化をとげる大きなチャンスの到来です。 

 

 

全6回コース概要

・時間数により多少コース内容が異なる場合がります。

​・2〜3日間ほどかけて、集中的に体験できると効果的です。

 

① 木 ー 大地に根を張る

・木の気功

・ Walking Meditation(瞑想的に歩く)

  • 木の臓器、肝臓と胆嚢への語りかけとタオのセルフケア

・Moving meditation (無極功・天の型)

 

木のエクササイズは、静かで穏やかな内側の場所を見つけて、自分自身が大地に根付いて、深く 根を張ることを助けます。 肝臓の気血が健康で、バランスも取れ、量も豊富であれば、爪は健康にな り、物もはっきり見え、 神経も穏やかになり、腱にも十分なエネルギーが行き渡ります。 木に関す るポジティブさは、知性に裏打ちされた親切心で、冷静で思慮深くリラックスし、 頭が切れ、創造 的で前向き、建設的で融和的、かつ積極的に他人と協力しあいます。   ネガティブに傾くと、怒り、暴力であり、あるいは自分では何をしているのかわからないままに 大きな計画を 立てたがる態度、日和見主義で短気、怒りっぽく、騒々しくて緊張気味、余裕がなく て乱暴、ライバル心が強くて 敵意に満ちた態度、などがあります。

 

 

② 火 ー 創造の愛

 

・火の気功

・Inner fire meditation (内側の火を燃やすー心拍数を上げて、心と身体の小さなゴミを燃やす)

・火の臓器、心臓と小腸への語りかけとタオのセルフケア

・Inner smile meditation (内笑瞑想)

・Moving meditation (無極功・天の型)

 

心臓は、心、身、霊の支配者です。精神の故郷であり、すべての内臓から出る最良のエネルギー からなっていて、喜び、慈愛、勇気、公平さ、親切心、といった形で現れ、人格が決定されると言わ れています。火のエネルギーは若々しく、しかも成熟して、開放的で活力に富み、芸術、インスピレー ション、 創造力、非凡な才能、そして人、家族、社会にとって非常に大切な多数の機能を促進しま す。火の力に働きかけ続けると、次第にその中心的役割にも精通してくるようになり、やがて自分の 周囲の人たちに向かって どうすれば精神を保護し、安定した火の気を燃え立たせ、その輝きを増す ことができるかを伝えられるようになります。 ネガティブになると、冷淡、冷酷、悪意、思いやり のなさ、へつらい、浅慮、下品、短気、単調でユーモアにかけるような態度となります。

 

 

③ 土 ー 成熟と信頼の地平線で

 

・土の気功 

・信頼のエクササイズ

・Mirroring meditation (鏡の瞑想)

・土の臓器、脾臓、膵臓、胃腸への語りかけとタオのセルフケア

・Moving meditation (無極功・地の型)

 

現代人は8割がた胃腸(太陽神経叢付近)が疲れ切っています。 土の力は完全に成熟しきった大人

の気で、安定したエネルギーをもたらし、体内システムの仲介要素となり、他のエネルギーと調和し て混ざりやすくするよう助けます。精神を明晰な状態に保ち、必要な調整を行うのに土のエネルギー は重要です。 土がポジティブに働いていると、公平で心が広く、誠実で調和がとれ、集中し、定着し、協調的、社交的で 人々を暖かくもてなし、他者に対する細やかな心遣い、のびのびとした感情 表現が容易になります。ネガティブに傾くと、偏見を持ったり、過剰に用心深かったり(自然さにか ける)、心配性で、タイミングがいつも外れていて 早すぎるか遅すぎるかのどちらかになり勝ちで す。また、不自然、いんちき、ぎこちなく、支離滅裂で不安定です。欲望が羨望に転じたり、食物へ の渇望になったり、全く食欲がないかのどちらかの状態に陥ります。他人に対してよそよそしく 身勝手 です。

 

 

④ 金ー 勇気と正義と純粋さ

 

・金の気功 

・ジベリッシュ瞑想(上半身の緊張を解き放つインドの瞑想)

・金の臓器、肺と大腸への語りかけとタオのセルフケア

・樹木の瞑想 

・Moving meditation (無極功・地の型)

 

 

「金」は何千年もの時を経て、土の中で 結晶し、火によって変容して、 様々な形になって人間の文明化の助けになってきました。 肺の 「金」が教えてくれるのは、勇気とは、戦うためのものではなく、 愛を表現するためのものだとい うことです。

金は黄金であり、金属の中で最高級で発展した特性を意味しています。肺の中で、空気からの気が食 物からの気(水穀の気)および胎児の気(先天の気)と混ざり合い 血液、そして営気や衛気という

二つの純化された気を作り出します。 これらのタイプの気は、腎臓に蓄積されている胎児の気と結合します。衛気を常に豊富にしておくと、体内に侵入しようとしている外界からの細菌やウィルス、 風邪、湿気、流感、結核、その他から身を守ってくれます。真面目で醒めているこの気は、何かを凝 視し、断固とした決意をする際に必要なエネルギーです。矛盾を解決し、仕事を遂行したいときに呼 び起こすエネルギーで、金の気によって人は勇気、純粋さ、厳正さ、堅実さ、分かち合い、寛容性、 そして寛大さがもたらされます。ネガティブな面は偽善、悲嘆、悲哀、鬱、不誠実、見せかけ、混乱、 いい加減さ、 無責任、卑劣、けち、嫉妬、そして恨みなどがあります。

 

 

⑤ 水 ー 愛と生命の源とのコンタクト

 

・水の気功 

・スパイナルブリージング 

・クンダリーニ瞑想 

・水の臓器、腎臓、膀胱、生殖器への語りかけとタオのセルフケア

 

  腎臓は、水の要素を表します。水は生命の源であり、誕生、成長、性的能力、浄化、再生、蘇生、そして寿命を決めるエネルギーです。また、腎臓は祖先や親から受け継いだ生命の重要な機能を 支配し ています。強い意志、慎重さ、用心深さ、感受性の鋭さに関係しています。 バランスが崩れると、利 己的、猥雑さ、飽き性、散漫、不活発、そしてなんの 成果をあげることもなく同じことを繰り返し てしまう傾向が顕著となります。 水のエネルギーが、内臓の作り出す活力と調和した時に、腎臓は 明らかに 最も強いエネルギーを作り出します。

 

 

 

 

⑥ 精神の故郷へ

 

・ハート瞑想 (インドのアクティブ瞑想)

・ハート瞑想(トンレン、チベットに伝わる瞑想)

・Moving meditation (無極功・地の型)

 

心臓〈ハート〉は全ての臓器のなかの王様で、人の慈悲が宿っている器官です。慈悲とは、熟練した アート(技)と叡智をともなった適切なアクションの形です。私たちは変化のために影響を与えるー多すぎず、少なすぎずー パーフェクトな量のエネルギーの使い方を学ばなければなりません。

もし教師やリーダー、両親が内面の強さ、アイデンティティ、独自性、誠実さ、高潔さ、統合性などを自身の内側に見出すことなく教え導くとすれば、自分自身だけでなく周りにいる他者や子供達にも、その痛みを分け与えることになってしまいます。

慈悲や思いやりの心とは、すべてを与えることではありません。自分自身と他者のために何が必要で、何が不要なのかを見極めるための洞察力、識別する力は心臓〈ハート〉のエネルギーです。マインド(思考)とハートが常に真実と共鳴すると、「生・Life」は愛と変容に満ちた場所へと変化して、慈悲のエネルギーは完璧に調和と均衡を保って使われます。

 

 

 

 

 

 

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